弥紀のblog(仮)

アイドル、特にでんぱ組に関する妄想を語ります。twitter(@yaki2019)で記事の正式リリース告知および近況を呟いています。

心に響く未鈴の言葉 第3回「私はそういうアイドルを撲滅したいんですよ。だから私はゲームをやってます!」

 

みりんちゃんとゲーム

みりんちゃんといえばゲーマーアイドルとして有名である。今回の記事のため、検索したところ、一般人からも認知されているようである。
 
また、単にゲームが好きとか上手というレベルではなく、業界や歴史などゲームに対する造詣も深い。
 
でんぱchで、ゲームについて熱く語りすぎて、メールが1本しか読まれなかったり、予定のコーナーが飛んだりすることがあり、よく揶揄されるが、筆者はあの熱い語りが番組の聴きどころの一つだと考えている。
ゲームの魅力に加え、その背景などを分かりやすく説明してくれ、ゲームを全くしない筆者も思わず聞き入ってしまうほどである。
 
さらに、以下のようなインタビュー記事や対談記事を読むと、ゲームに対する見識もあり、業界からも一目置かれているのを感じ取れる。
 
 

ファミ通のコラム連載という夢を叶え、E3やゲームメーカーのカンファレンスに参加し、現地からレポートする彼女は、もはやゲーマーアイドルという域を超えているように感じるのは筆者だけだろうか。
 

ゲーマーアイドルとしての葛藤

そんな彼女にも葛藤の時代があったようだ。 

もふくちゃんから個性がないと言われ、「歌って踊れるゲーマーアイドル」と宣言したものの、アイドルとゲームしかない自分の将来はどうなるのだろうか? 

 

雑誌B.L.T.に掲載された、吉田豪氏によるインタビュー記事でその心情が赤裸々に語られている。

B.L.T.関東版 2013年 01月号 [雑誌]

B.L.T.関東版 2013年 01月号 [雑誌]

 
 
吉田豪氏から「ゲームが得意だっていっても、それでどう食っていくんだって話ですからね。」と煽られたのに対し、
 
「そうなんです。将来が心配なんですよ。私、資格とかなにも持ってないし、アイドルしかできないと思ってるから、なるべくアイドルで頑張っていきたいんです(笑)」。
 
中略
 
「いままで、ゲームとアイドルにしか興味がなくて。でも、それじゃダメだって気づかされたんですよ。それだと会話とかもできなくなっちゃうし、自分を変えようって、ここ1~2年思ってて」。
 
と不安を語る。
 
さらに、芸術やサブカルチャーという強みを持つねむさんに憧れ、自身の好きなラーメンについて語れるような文化人になりたい、と心情を吐露する。*1
 
しかし葛藤の末、自身の意思は変わらないことを宣言した。それが今回取り上げる言葉である。ブレない意思、折れない心、なにくそという根性、そして若干不自由な日本語。みりんちゃんの真骨頂だ。
 
「でも、私がなぜゲームをやめないかっていうのが1個あって。そのゲームのことを全然知らないアイドルが、『応援してます!』みたいに言うことあるじゃないですか。私はそういうアイドルを撲滅したいんですよ。だから私はゲームをやってます!」。
 
現在の彼女のポジションと活動を見たとき、この言葉は非常に感慨深い。筆者は彼女にこう伝えたい。
 
みりんちゃん、貴方は立派なゲーム文化人ですよ。
 

*1:ここから例のホープ軒の話につながる。