弥紀のblog(仮)

アイドル、特にでんぱ組に関する妄想を語ります。twitter(@yaki2019)で記事の正式リリース告知および近況を呟いています。

興味深い符合

EXILEの創成期はでんぱ組のそれと不思議なほど符合している。

怪訝な顔をされるかもしれないが、論より証拠。

まず、EXILEの歴史をWikipediaからピックアップする。

  • 1991年、HIROらがボビー・ブラウン命名されたダンスチーム「Japanese Soul Brothers」を結成。
  • 1999年、HIRO、MATSU、USA、MAKIDAI、SASAでJ Soul Brothersを結成。
  • 2001年、SASAが脱退。新ボーカルATSUSHI、SHUNが加入。8月24日にEXILEと改名し再始動。

何かムズムズしてこないだろうか。

同様にでんぱ組の歴史も以下に抜き出す。

次のようにきれいに対応付けることができることがわかるだろう。

創成期のメンバーの加入・卒業、グループの改称はよくあること。単なる表層的な偶然の一致だろう。それでもここまで一対一で対応付けられるのは非常に興味深い

 

それだけではない。

EXILEが所属する事務所であるLDH JAPANの歴史は次のように始まる(Wikipediaより)。

2002年10月17日、当時の規定であった会社設立の際の資本金300万円を、EXILEの初期メンバー6人が50万円ずつ出資し「エグザイルエンタテイメント有限会社」を設立。リーダーのHIROが代表取締役社長を務めていた。

一方、でんぱ組が所属するディアステージの歴史はこうだ(Wikipediaより)。

2007年の夏にメンバーが集結し、秋には会社を設立。資金を300万円用意し、<中略>福嶋が本業として勤めていた出版社を退職してモエ・ジャパンの社長に就任することとなった。

グループ設立と事務所設立の順番の違いや、社長がプレーヤーであるか否かの違いはある。しかし、ここで重要なのは、どちらも既存の芸能ビジネスとは人的・資本的繋がりが一切なく創業された点だ*1*2

 

EXILEとでんぱ組といえば、今流行りの言葉で言えば、陽キャ vs. 陰キャパリピ vs. ヲタクと正反対な印象がある。

しかし、カリスマ性のある創始者*3がインディペンデントに活動を始め、メンバーの追加・卒業を経て、インディペンデントのままメジャーになっていくという、グループの成り立ちと成長において相似形を描いているのだ

実に面白い*4

 

脚注

*1:本記事を書くにあたって調べたのだが、武道館でライブができるレベルのアイドルは皆大手事務所所属だ。

*2:2020.02.24追記) インディな活動である点は「でんぱ組 物語論」でも触れるべきだったと後悔。

yaki.hatenablog.jp

*3:ここで創始者は、みりんちゃんともふくちゃんという2人のファウンダーのことを指す(以下の記事参照)。

yaki.hatenablog.jp

*4:筆者が以前、こうつぶやいた所以である。