弥紀のblog(仮)

アイドル、特にでんぱ組に関する妄想を語ります。twitter(@yaki2019)で記事の正式リリース告知および近況を呟いています。

【調査報告】おじさんとは誰なのか

謎のエントリ

目次

はじまり

きっかけは推しのインスタグラムだった。ストーリーズに次のような情報が流れた。

  • (情報1)おじさんはマガジンハウスのえらい人だった
  • (情報2)そのおじさんは彼女が小さい頃には退社していた

そのとき、私の中のいけない好奇心がスパークした。

 

これだけ情報があったらおじさんを特定できるのでは?

 

とはいっても、これだけの情報では絞り切れないと直感した私は、調査にあたって次のような作業仮説を設けることにした。

  • (作業仮説)彼女のおじさんの出身は彼女と同一地域である 

 

候補者探し

まずはマガジンハウスの歴史を知るべく、地元の図書館で次の2冊を借りた。「えらい人」なら名前が取り上げられてもおかしくないからだ。

まずは『雑誌の王様』から。

やけに分厚いし、寄り道も多く、文体も鼻につく。暗澹としながら読み始める。

80ページくらい読み進めたところで、「福島県の生まれで、高校卒業までは郡山市で育っている」という人物が現れた。

 

福島県郡山市」、推しの出身地だ。第一候補者発見!

 

とはいえ、情報1、情報2を満たしているかどうかはこの時点では不明である。ダメ元でその人物名で検索した。

 

おっ、Wikipediaに項目がある!

ja.wikipedia.org

 

Wikipediaの内容の精査を開始、とは言っても実質数十行で、すぐ「取締役就任後、1997年マガジンハウス退社」との記載を発見。

 

「取締役」ということで、情報1「えらい人」を満たしていると言っていいだろう。

 

次に退社年。彼女は生年月日を公開していないが、様々な情報から1997年の時点で小学生以下なのは間違いない。とすると、情報2「小さい頃に退社」も満たしている。

 

あ、もう見つけてしまった。

 

記載を読んでいくとこの候補者は辣腕編集者であることがわかる。Hanakoの初代編集長であり、ananやPOPEYEなどマガジンハウスの有名な雑誌の編集に携わったりしている。著書も複数ある。

当該インスタストーリーでは、彼女のお父さんも30過ぎまで東京でライターをしていたとも記載しており、おじさんも編集者やライターだと考えるのが自然だ。

また、彼女はおじさんが現在も生きていることも示唆しており、その点にも矛盾はない。

 

間違いない。この人だ。

 

とはいえ、他にも候補がいるかもしれない。『雑誌の王様』、そして『「平凡」物語』も読み終えた*1。だが他に該当する人物は現れなかった。

 

 念のため候補者である椎根和の著書も調査してみた。確信を強化したり、否定したりする情報が現れるかもしれないからだ。結果、特にそのような情報はなかった。

popeye物語―1976~1981

popeye物語―1976~1981

 
銀座Hanako物語――バブルを駆けた雑誌の2000日

銀座Hanako物語――バブルを駆けた雑誌の2000日

  • 作者:椎根和
  • 発売日: 2014/03/13
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

考察

ここで作業仮説である「彼女のおじさんの出身は彼女と同一地域である 」を外してみたらどうだろうか?

そこで、WikipediaCategory:マガジンハウスの人物 から、下記の条件を同時に満たす人物を探した*2

  • 編集者・ライター
  • 90年代に退社
  • 現在生存

一人だけ条件を満たす人物がいた。BRUTUSやターザンの初代編集長で有名な石川次郎である。となると論理的には石川次郎説もありうることになる。だが、私としては椎根和に軍配を挙げたい。

石川の出身地が東京であることもあるが、彼がキャスターを務めたトゥナイト2の話題を、彼女がYoutube配信で出した際に、単に昔の夜のエッチな番組という扱いだったからである。もしおじさんがキャスターをしていたなら別の反応があるはずではないだろうか?

 

結論

彼女のおじさんは雑誌Hanakoの創刊編集長で有名な椎根和である(可能性が非常に高い)

 

脚注

*1:いずれも同一著者だったが、最悪だった第一印象から変わり、途中からは内容も楽しむことができた。特に後者は戦後すぐの雑誌業界については全く無知だったので非常に興味深く読めた

*2:本来であれば、マガジンハウスの過去の重役リストから下記の条件を満たす人物を探すべきであろうが、それは今後の課題としたい。