以前執筆したものの、タイミングを逃したため掲載を見送ったものですが、しばらく新規記事を書けそうにないため、生存証明としてあえて公開します。
目次
玉屋2060%氏が「神宿」というアイドルグループに楽曲を提供している。
某巨大掲示板でその情報を知り、興味本位で早速PVを見てみた。
2曲ある中の「お控えなすって神宿でござる」を聴いての第一印象がこれだ。
絢爛マイユースじゃん。
どこが似ている?
類似する点を以下に挙げていく。なお以下「お控えなすって」と省略する。
曲調
どちらもシンセサイザー中心のピコピコ音楽で、テンポもほぼ同じだ*1。
- お控えなすって:95
- 絢爛マイユース:100
曲の構成
曲の構成の特徴的な部分が酷似している。これが一番の決め手である。
- 2番と大サビ(「ハッピーハッピー グラデュエイション」からのパート)の間にある16小節の長い間奏。しかも8小節の2回繰り返し
- 最後のサビ後のコーダの存在(「言葉が心の奥底」からのパート)*2
- アウトロが唐突に終わる点
- 1番と2番の間奏の有無
- 2番の構成(「お控えなすって」の方がメロディが多い)
しかし、「絢爛マイユース」の肝は大サビの直前の間奏からにあると考える筆者にとって、その差は小さなものだ。
で、どうなの?
それぞれの曲の作者が玉屋氏であるとの発表時期は以下のとおりである。これを見る限りでは「お控えなすって」の方が制作は先なのであろう。
- お控えなすって神宿でござる:2018/8/12(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000015.000026554.html)
- 絢爛マイユース:2018/11/1(https://dempagumi.tokyo/news/2018/11/14/2019-01-01-release-album-jacket/))
だから?
玉屋氏もでんぱ組とのコラボを繰り返すうちに刺激が薄れ、流れ作業的になっていたのかもしれない。
そこにもふくちゃんが帰ってきた。以下の対談からは、玉屋氏の眼の輝きが見えるようだ。「いのちのよろこび」に期待せざるを得ない理由だ(まだ聴いていないです(笑))。
宇宙をさまよってようやくたどり着いたみたいなストーリーにしたい、だから原始時代に戻りたい」って話をしたら、玉屋さんが「僕もそう思ってました!」みたいな(笑)。全員話がツーカーでブワッって広まって、アフリカン・ポリネシアンなんだけど電波ソングっていうのを作ることになって。
蛇足
絢爛マイユースは有線放送でもよく流れ、ファン層を広げているようだ。Yahoo知恵袋に以下のように曲名を問い合わせる質問が複数あるのは面白い(でんぱ組はここまで知られていないのかという気もするが)。