2018年の初頭、一時的に通勤時に往復30分以上の徒歩が必要となり、その移動時間を活用するために、馴染みのないアーティストのMVを聴き（「見」ではない）始めた。
それがでんぱ組との出会いだった。
当初はでんぱ組以外のアーティストも聴いていたが、徐々に聴取時間の多くをでんぱ組が占めていった。
一杯の幸福感と一抹の切なさを生み出す楽曲と彼女たちの歌声に惹かれていったのだ。
あまりにも歌声が個性的で魅力的なので、アイドルという体でデビューしたボーカルグループなのでは、とも思った。
例えは悪いが、ポルノ映画やエロ漫画などのエッチ産業が、才能ある人材に発表の機会を提供してきたように、彼女たちは世に出る手段として「アイドル」という機能を利用したのではないかと疑ったのだ。
だってアイドルというにはルックスが....
閑話休題。
しばらくはMVをひたすら聴くに留まった。私はケチ、いや倹約家だからだ。
だが、もう少し他の曲を聴いてみたいという思いがじわじわと高まった。
聴いてみた。
最高じゃねえか。1曲もはずれ曲がない。何で今まで700円をケチっ、いや、節約していたのか。
メンバーにも興味を抱くようになった。
何がきっかけか覚えていないが、もがちゃんのブログを最初から読み始めた。
何て心に刺さる内容と表現なんだろう。読み進めていくと最初は1日に何度も更新していたのが、だんだんと更新間隔が長くなり、最後に「脱退しました」...。
喪失感が襲った。それまで脱退ということはおぼろげに知っていたが、現実味を帯びていなかったからだ。
次にみりんちゃんのブログを読み始めた。アイドルを目指した地道な活動が日々つづられる。もがちゃんに比べ正直文章表現は稚拙だが、だからこそ行間から訴えかけるものがある。
メンバーの人となりを知るため、Web上のインタビュー記事だけでなく、過去の雑誌インタビュー記事も読み漁った。各メンバーがでんぱ組に至るまでの年表さえ作った（爆笑）。
人生で初めてハマったアイドル、その魅力を世に伝えるため、そしてなぜハマったかを自己分析するため、ついにブログまで始め、今日に至る。
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